てんかんと知的ハンディキャップをあわせ持つ少女・奈緒ちゃんの成長と、彼女の家族を追ったドキュメンタリーで、「奈緒ちゃん」(1995)、「ぴぐれっと」(2002)、「ありがとう 『奈緒ちゃん』自立への25年」(06)に続くシリーズ第4弾。83年、奈緒ちゃん8歳の正月に奈緒ちゃんの伯父でもあるドキュメンタリー作家の伊勢真一はカメラを回し始めた。「この子は長く生きられない」と医者から宣告された奈緒ちゃんの「元気な姿を撮る」という課題で撮り続けた結果、奈緒ちゃんはどんどん元気になり、そして奈緒ちゃんを育てながら彼女のお母さんも元気になっていった。奈緒ちゃんと家族に寄り添い続けた35年間が描かれる。